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新型インフルエンザが出現した場合、国内で約十万人(最小六万八千−最大十六万七千人)が死亡する−。厚生労働省は三十一日、こんな試算結果を示したうえで、二千五百万人分の治療薬を確保する必要があるとする報告書をまとめた。同省は鳥インフルエンザ流行が終息せず、新型インフルエンザ出現の可能性が高まっていると判断し、治療薬の国家的備蓄に踏み切る。
報告書は、新型発生の場合、免疫がないため爆発的に流行すると指摘し、国内で千七百四十万人(最小千三百四十五万−最大二千五百二十四万人)が感染し、四十二万人(十七万−五十三万人)が入院すると試算。
治療薬として、現在国内で千四百二十万人分が確保されているノイラミニダーゼ阻害剤(商品名・タミフル)が望ましいとし、試算の最大感染者数に相当する備蓄が必要と指摘している。
また、新型発生の状況別に対応を設定した。海外で発生した際には、情報収集と分析、ワクチンの開発生産に着手し、感染症への指定、体温測定や診察など流行地域からの検疫を強化、渡航延期勧告を実施する。
新型インフルエンザウイルスは、人やブタの体内で鳥インフルエンザウイルスがヒトインフルエンザウイルスと混ざり、出現するとされる。
八月に入り、ベトナムで重症肺炎のため三人が死亡。高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の陽性反応が出た。
さらに、中国のハルビン獣医学研究所の研究者が「複数の農場のブタが鳥インフルエンザに感染した」と報告。ブタは鳥とヒトの両方のインフルエンザウイルスに感染するため、ブタの体内でウイルスが混ざり合うことが懸念されている。
専門家は「中国南部では鳥インフルエンザが常在化している。新型出現の導火線に火が付いている状態」と指摘。世界保健機関(WHO)は中国政府に対し、感染状況の追加調査を指示している。
(産経新聞) - 9月1日3時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040901-00000000-san-pol