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オリハル さんの御投稿
西ナイル熱ワクチン
http://www.asyura2.com/0401/health8/msg/793.html
http://oriharu.net/jhlth.htm#WestNyle
がございましたが、開発(日刊工業新聞の記事)から一年経って臨床試験が決定とのこと
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20040827k0000e040073000c.html
米国で流行し、日本への侵入が警戒される西ナイル熱について、長崎大熱帯医学研究所の森田公一教授(ウイルス学)らの研究グループが予防ワクチンの開発に成功し、今秋にも臨床試験を開始する。病原体がよく似ていて、日本が実績を持つ日本脳炎のワクチン製造法を応用した。早ければ2、3年後の実用化を目指す方針だ。
西ナイル熱の病原体の西ナイルウイルスは、日本脳炎ウイルスと同じフラビウイルス属に分類され、両者は遺伝子をもとに作られるアミノ酸の配列の約8割が同一で、よく似ている。
日本脳炎ワクチンは1954年に日本で開発された。現在は、生きたマウスの脳でウイルスを増殖し、精製する方法で製造しているが、より安全なワクチンにするため、マウスではなく培養用の細胞を用いてウイルスを増やす方法が開発され、近く切り替わる。
森田教授は日本脳炎ウイルスの製造法を西ナイル熱ワクチンの開発に応用できないかと考え、02年から研究に取り組み始めた。米ニューヨーク市で99年に分離された西ナイルウイルスを培養用の細胞で増やし、精製してワクチンを製造した。動物実験で安全性や有効性を確認した。「技術的には人で試験する段階に達した」として、準備が整い次第、今秋以降に国内で臨床試験を開始する。
米でもワクチン開発は進んでいるが、有力とされる方法がワクチン用に毒性を弱めた黄熱ウイルスに西ナイルウイルスの遺伝子を組み込んだ「遺伝子組み換え生ワクチン」であるため、安全性確認に時間がかかる見通しだという。
森田教授は「米国の状況から判断すると、西ナイルウイルスがいつ日本に侵入してもおかしくない。ウイルスを媒介できる蚊はアジア全域に生息しており、準備を急ぎたい」と話している。【江口一】
【西ナイル熱】日本脳炎と同様に、蚊が媒介して感染する。感染者の約8割は無症状だが、3〜15日の潜伏期間を経て急激な発熱、頭痛、めまいなどインフルエンザに似た症状が出る場合がある。ほとんどは1週間程度で回復するが、感染者の約1%は重症化して意識障害などを起こす。致死率は高齢者を中心に重症患者の3〜15%とされる。
毎日新聞 2004年8月27日 15時00分