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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040828-00000157-kyodo-soci
企業に義務付けられている定期健康診断で、血中脂質や肝機能などの数値が「正常値に入っていない(異常あり)」とされたサラリーマンらの割合(有所見率)が昨年47・3%で過去最高だったことが28日、厚生労働省のまとめで分かった。
有所見率は毎年少しずつ上昇し続け、1993年に比べ10年間で13・7ポイント上がった。特に血圧や血中脂質など生活習慣病のバロメーターとなる数値が悪くなっており「デスクワークが多く運動不足。お酒を飲む機会も多い」というサラリーマン像が浮かぶ。
調査は、各企業の定期健康診断の結果を厚労省がまとめた。最も「異常あり」が多かったのは血中脂質で29・1%。次いで肝機能15・4%、血圧11・9%だった。
生活習慣病の指標となる項目では、血圧が前年より0・4ポイント増、血中脂質0・7ポイント増、尿検査(糖)は1・9ポイント上昇した。これらの数値が悪化し過酷な労働環境が重なれば、動脈硬化から脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞を招きかねない。
(共同通信) - 8月28日16時32分更新