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http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040730i408.htm
ニキビの原因とされる細菌、アクネ菌の全遺伝情報(ゲノム)の解読に、独ゲッティンゲン大ゲノム学研究所グループが成功した。
人の皮膚細胞に入り込むための遺伝子や、細胞を傷つける毒素を作る遺伝子などを確認。ニキビができる仕組みを解明し、治療薬の開発につながる成果と期待される。30日付の米科学誌サイエンスで発表した。
アクネ菌は成人の皮膚にはよく見られ、通常は無害。しかし毛穴が詰まって皮脂がたまってくると菌が増殖し、炎症を引き起こす。
同グループによると、アクネ菌のゲノムは環状の染色体に収まり、遺伝子は2333個だった。この中には皮膚細胞の構成成分を劣化させ、菌が細胞内に侵入しやすくする酵素や、皮脂を分解する酵素などの遺伝子が含まれていた。これらの物質の働きを抑える薬剤を開発できれば、ニキビの予防や治療につながるという。
◆ゲノム=人間から微生物までそれぞれが持つ全遺伝情報のこと。生命の設計図と呼ばれ、特殊な化学物質に記録されて代々受け継がれている。A、T、G、Cという4種類の物質(塩基)が並び方によって異なるたんぱく質を作り、多彩な生命活動を維持している。
(2004/7/30/14:37 読売新聞 無断転載禁止)