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(回答先: 風邪薬や抗生物質の副作用?、死亡2年半で106件(Yomiuri) 投稿者 ああ、やっぱり 日時 2004 年 7 月 29 日 23:53:55)
スティーブンス・ジョンソン症候群については、初期に気付けば対応可能なケースが多いと言われています。スティーブンス・ジョンソン症候群は劇症型の薬疹である事が多いですから、薬疹が出たときに適切に対処することで、悲劇はかなり予防できるのです。
薬疹はどのような薬でも一定の割合で発生しますし、予測も困難です。薬を服用中に発疹が出たときは、薬以外に原因がある可能性が多少あったとしても、それが確実で無い限り、とりあえず薬疹と考えて対処するべきものです。
薬疹の性状をしっかり観察して、スティーブンス・ジョンソン症候群の初期症状を見逃さないことが大切ですが、とりあえずひとことで言えば、
「虫眼鏡で観察して水疱状の変化がある薬疹はスティーブンス・ジョンソン症候群」
の可能性が高いと考えて、即座に専門医を受診なさることです。
http://homepage3.nifty.com/mickeym/simin/112stv.html
スティーブンス・ジョンソン症候群
Q1:スティーブンス・ジョンソン症候群はどのような病気ですか?
A1:スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)は皮膚症状,粘膜症状,眼症状をあわせもつ皮膚科の疾患です。重症型薬疹によることが多く、口唇、口腔粘膜、鼻粘膜、外陰部、尿道、肛門周囲、眼の結膜等の粘膜や躯幹に発赤、紅斑がみられます。発熱のほかに、悪寒、全身倦怠感、食欲不振、咳嗽、胸痛、咽頭痛、関節痛等を伴います。
Q2:スティーブンス・ジョンソン症候群の原因は何ですか?
A2:原因としては、薬剤、ウイルス、マイコプラズマ、細菌、真菌などの感染、放射線療法、寒冷、太陽光線などの物理的刺激、悪性腫瘍、膠原病等です。この他、原因不明でおこる場合も多いのです。
Q3:スティーブンス・ジョンソン症候群を起こすおそれのある薬剤にはどのようなものがありますか?
A3:主として、全身麻酔剤、催眠鎮静剤、解熱鎮痛消炎剤、眼科用剤、利尿剤、降圧剤、刺激療法剤、消化性潰瘍用剤、不整脈用剤、歯科口腔用剤、下剤、サルファ剤、痛風治療剤、マクロライド系抗生物質、テトラサイクリン系抗生物質、β-ラクタム系抗生物質などです。
Q4:スティーブンス・ジョンソン症候群の皮膚の病変はどうなっていますか?
A4:表皮基底細胞の空胞変性・液状変性にはじまり、表皮細胞間浮腫、表皮角化細胞の好酸性個細胞変性壊死が認められ、重症化すると表皮真皮間に水疱を形成し表皮の欠損がおこります。
Q5:スティーブンス・ジョンソン症候群の診断はどのようにしますか?
A5:臨床的な所見から診断がつく場合が多いのですが、診断が困難なこともあります。臨床検査では、白血球増多、好中球増多、CRP上昇や血沈の亢進がほとんど全例にみられます。
Q6:スティーブンス・ジョンソン症候群の治療法はどのように行いますか?
A6:原因となる、感染、薬剤などを検索します。薬剤に由来するものであれば、原因薬剤を直ちに中止します。ステロイド等の投与が有効です。予後は比較的良好ですが、診断がつかない場合は5〜15%が死亡します。