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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040726-00000401-yom-int
胃潰瘍(かいよう)の原因とされるヘリコバクター・ピロリ菌は、感染する人の血液型に合わせ、巧みに姿形を変えて胃粘膜に住みつく順応性があることを、日本、米国、欧州の国際研究チームが突き止めた。
全世界人口の半数以上が感染しているとされるピロリ菌の高い進化能力が確認されたのは初めて。成果は米科学誌「サイエンス」最新号に掲載された。
胃の粘膜細胞は、血液型によってタイプの異なる糖鎖に覆われている。ピロリ菌は、表面からたんぱく質の“手”を伸ばしてこの糖鎖と結合し、胃に住みつくとされる。
研究グループは、世界各地の胃潰瘍患者から採取したピロリ菌と血液型の関係を調べた。
O型の人が非常に多いペルーなど南米で採ったピロリ菌の60%以上は、O型の人だけと結合する「特定型」のたんぱく質だった。一方、日本や欧州の人から採取されたピロリ菌の95%は、どの血液型の糖鎖でも結合する「万能型」のたんぱく質を備えていた。
研究グループは、ピロリ菌は、血液型によって異なる糖鎖を認識し、結合たんぱく質を変化させ、感染を拡大させたとみている。(読売新聞)
[7月26日3時19分更新]