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壊れた脳 生存する知
山田 規畝子 (著)
価格: ¥1,680 (税込)
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書籍データ
単行本: 254 p ; サイズ(cm): 19 x 13
出版社: 講談社 ; ISBN: 4062122685 ; (2004/02)
おすすめ度: カスタマーレビュー数: 4 レビューを書く
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レビュー
出版社/著者からの内容紹介
本書は医学的にも稀有な、貴重な記録である。
本書の内省の対象は、自分自身の心の障害である。壊れた脳が作り出す、自分の心のほころびについて率直に語っている。言うまでもないことだが、心という現象は主観的なものであり、本人以外には経験できない。(中略)自分がどういう状態にあり、どんな手助けをしてほしいのかなどということを周囲に教えてくれるわけではない。
本人自身が薄闇の中にあり、そんなことはできないのである。その薄闇にある自分の障害と向き合い、その内容を教えてくれるのが本書である。
――神戸学院大学人文学部教授 山鳥重 「解説」より抜粋
目次
「「からっぽになった脳」を少しずつ埋めていく「成長のし直し」の記録!
3度の脳出血、その後遺症と闘う医師の生き方!
靴のつま先とかかとを逆に履こうとする。食事中、持っていた皿をスープ皿の中に置いてしまう。和式の便器に足を突っ込む……。なぜこんな失敗をしでかすのか、自分でもさっぱりわからなかった。
「何
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カスタマーレビュー
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
高次脳機能障害が具体的にわかる。又、彼女の生きる姿勢に感動。, 2004/05/30
レビュアー: すみん (プロフィールを見る) 大阪府 Japan
再度にわたる脳出血、脳梗塞をわずらい後遺症として高次脳機能障害を負った女医さんの手記というか闘病誌、いや医師ゆえの疾患、障害を冷静に客観的に、内面から記述する記録といったところだろうか。
私自身、リハビリテーションの現場で脳梗塞、脳出血後の後遺症がある人たちと毎日のように関わって10年が過ぎ、上司の先生から本書を薦められた。高次脳機能障害を負った人たちの症状は彼らの訴えをはじめ、障害として検査をしたりして鑑別をし確認できたり、病院内での行動、生活の様子でとらえることが多かった。本書を読み、障害を負った人たちの苦悩に自分が誠実に傾聴してきたか疑問を感じた。著者は障害を負った後、ペーパードライバーのコースで、クランクはうまく出来るが直線コースが難しい、その理由なども述べられている。そんなことがあるのか、と知らなかった自分を恥じた。
とはいうものの本書の「おわりに」を読でいるところで涙がこぼれた。知らないうちに顔が熱くほてっていたのに気づいた。本書の内容は、解説で山鳥先生が「重篤な右頭頂葉障害患者さんの貴重な手記」とされている。高次脳機能障害の障害、空間性認知、記憶、言語、注意の障害が障害を負った人の内面から描かれ、自ら医師ゆえの分析もされ、生々しく伝わってくる。
と、同時に彼女の生きる姿勢が読み進むうちにこちらもリアルに伝わってくる。行間からはさらけ出される彼女の苦悩も伝わってくる。正直に吐露されていたりする。一方で、前向きに人生を肯定的にとらえようと努力され高次脳機能障害のリハビリテーション、医師としての復職、子育てとエネルギッシュな方だ。また息子さんとのやりとりも、母である彼女の思いを知るとほろっとした。彼女の生きる姿勢に尊敬の念を抱かずにいれない。
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面白かった!, 2004/03/28
レビュアー: naoko1227 岡山県 Japan
私も左目が網膜はく離になり、
手術後、マクラルパッカーという合併症を
起こしたことがあります。
左目の視界がぐにゃぐにゃに曲がって見えるようになり、
健康的な日常生活がおくれなくなり、とても困りました。
でも私の脳が一生懸命悪くなった左目の視力を補おうと、
努力している様を感じました。
頭のいろいろな部分に電気刺激が走り、日々頭痛を感じました。
視力だって脳が見ているのだな、
人間の体って、悪い部分を補おうとするんだな、と感じました。
その後私は手術に成功し、正常な視力を取り戻しましたが
病気は私にとって良い体験になったと思います。
この本の作者と私は偶然同い年ですが、
病気に対する前向きな姿勢、
飽くことのない向上心、
でもユーモアがあって、
お医者さんという気難しいイメージのない、
気さくでヒューマニズムに満ちた感性に好感を持ちました。
お子さんに対する大きな大きな”愛”にも
大いに共感しました。
山田さんご自身だけでなく、お子さん、ご家族にとっても
生きていく力となる宝物のような本だと思います。
陰ながら応援したいな、と思い投稿しました。
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今まで誰も書かなかった、書けなかった, 2004/03/16
レビュアー: しげり 香川県
医師であっても、病気にはなる。脳が壊れることもある。
壊れた脳は、彼女に様々な不都合を与える。できるはずのことができない。わかるはずなのにわからない…。屈辱と焦燥にあえぐ日々。
だが、彼女は医師だった。自分の身に起こったことの理由を、科学的に理解し、一マス一マス塗りつぶすように、障害による困難を解消していく。
その経過を克明に記録し、医療の現場と社会への提言をもこめた渾身の著。
貴重な医学書であると同時に、読み物としても超一級と言えよう。
常人よりも高い知が、まさにそこに生存していることをうかがわせる。
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医療関係の方に是非!, 2004/03/06
レビュアー: カスタマー 奈良県奈良市
脳出血による高次脳機能障害になったお医者さんが書いた本です。
私は現在、理学療法の専門学校に通っています。
空間認知障害、身体認知障害…など
いわゆる高次脳機能障害を教わりましたが、
今ひとつイメージが涌きませんでした。
「見えてるけどそれが何かわからない」
「数が数えられない」
「階段が上りか下りかわからない」
そんな状態になったとき患者さんはどう考えているのか?
この本を読んではじめてその気持ちがわかりました。
脳卒中になったを家族に持つ方はもちろんですが、
お医者さんやリハビリ関係の方は必読ではないでしょうか。
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