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(回答先: デュポンへの処分を検討 テフロン関連物質で米当局(河北新報) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 7 月 10 日 03:15:44)
米環境保護局:
デュポンの処分検討 有害物質使用を未報告
【ワシントン和田浩明】米環境保護局(EPA)は8日、米大手化学メーカーのデュポン社が、同社が開発したフッ素樹脂「テフロン」の製造に使われる化学物質に健康上の問題を引き起こす「深刻なリスク」があることを知りながら20年以上も違法に報告を怠っていたと発表した。罰金などの行政処分を検討中だという。デュポン側は「経験上人体への危険性はなく、EPAの主張に法的根拠はない」と反論、異議申し立てを行うとしている。
テフロンは耐熱性や耐薬品性、絶縁性に優れており、調理器具や建材、電線被覆まで幅広く使われている。
EPAによると、問題の化学物質は、テフロン製造の補助剤に使われている「パーフルオロオクタン酸」(PFOA)。動物実験で、肝臓の障害や発達上の問題を引き起こす場合があることが確認されているという。
EPAは、デュポン社が1981〜2001年にかけPFOAに関する法的な報告義務を怠ったと指摘した。具体的には(1)同社工場の女性職員とその胎児から検出(2)同社の米国内2工場周辺の水道水から、同社規定を超える濃度検出(3)毒性に関するEPAからのデータ提出要請への不十分な対応−−などの事例を問題視している。
EPAは罰金の総額については言及していないが、違反期間の1日当たりの最高額は2万5000〜2万7500ドル(約270万〜300万円)だとしている。
デュポン社の米ウエストバージニア州工場周辺の住民らは、「飲料水が同工場からのPFOAで汚染され健康被害が出た」などとして集団訴訟を起こしている。
◇
日本では、長期間摂取すると健康に影響が出る恐れがあるとして、PFOAは化学物質審査規制法の指定化学物質になっている。製造業者と輸入業者はその量を毎年、経済産業省に届け出ることが義務付けられている。環境省が02年度に全国20カ所の河川と海の水を調査した結果、全地点から微量(平均で1リットル当たり10億分の3.8グラム)のPFOAが検出された。
毎日新聞 2004年7月9日 12時39分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/news/20040709k0000e030062000c.html