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満腹時の献血、リスク7倍
めまいや意識消失の恐れ
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2004062500114&genre=O1&area=O10
満腹時の献血は食後5−6時間と比べ、めまいや意識消失などの副作用「血管迷走神経反射(VVR)」を起こすリスクが約7倍も高いことが、献血者約32万9000人を対象にした大阪府赤十字血液センターの調査で25日分かった。献血者の大規模な調査で食事時間とVVRの関係を明らかにしたのは初めて。
VVRを起こす献血者は全国で毎年数万人に上り、転倒してけがをするなどのケースが少なくない。同センターは年齢や献血回数などほかの要因も合わせてデータベース化し、事故防止のため危険度を判定するシステム開発を目指している。
調査は昨年6月から今年2月にかけ、同センターで献血した32万9005人に食事時間や睡眠時間などを尋ねた。VVRを起こしたのは1055人だった。
食事時間別にVVR発生率をみると、食後2時間未満のグループが0・85%と最も高く、続いて2−3時間が0・36%、3−4時間が0・35%。最も低かった5−6時間の0・12%と比べ、食後2時間未満の発生率は7・08倍と高かった。(共同通信)