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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040621-00000205-kyodo-soci
肺がん治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)の副作用により多数の死者が出た問題で、亡くなった患者の遺族らでつくる「イレッサ薬害被害者の会」は21日、輸入販売会社「アストラゼネカ」(大阪市)に、謝罪や損害賠償を求める申し入れ書を提出した。
同社から誠意ある回答がなければ、関西に住む1遺族4人が7月にも「副作用の危険性を認識しながら、医療機関などに対する警告を怠った」として、同社と輸入を承認した国に対し、損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こすとしている。
申し入れ書で、遺族らは同社に対し(1)法的責任を認めて謝罪し適正な損害賠償金を支払う(2)副作用状況を追跡調査する(3)薬害防止措置を講じる−−などを求めている。
イレッサは英国の製薬会社が開発。日本では世界に先駆け約5カ月のスピード審査で2002年7月に承認、発売された。劇的な効果があるとされるが、間質性肺炎など急性肺障害の副作用が多発、厚生労働省はこれまでに医療機関などから約450人が死亡したとの報告を受けたという。(共同通信)
[6月21日20時8分更新]