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(回答先: 健康被害の恐れ、コンフリーにご注意…厚労省(読売) 投稿者 ネオファイト 日時 2004 年 6 月 15 日 12:30:12)
コンフリーの利用には、長い歴史がある。
単純に健康被害と片付けることは簡単だが、毒性ということで片付けず、
有効性や使用法などの見識を明かにすることが望ましい。
また、栽培地域による変位もあり、毒性の含有量はことなる。従って、
使用法にあってはアーユルベーダをはじめ、経験則に頼ったかたちでの文化性が、
有効であり、必要と言うことも付け加えたい。
短絡的な科学的根拠による結論だけでなく、人類の経験則にある文化との複合的
判断と見識性を考慮されたい。
毒性といわれるコンフリーに含まれるピロリジジン・アルカロイドは、
重い肝障害を起こす原因といわれているが、この毒性が逆に外傷などの治癒に
非常に有効とも言われている。
ただし、年間に4〜6週間以上の内服などは特に避ける必要がある。(米国ハーブ製品協会勧告)
ヒ素などもそうだが、植物に微量にあるこれらの毒素は、微量に摂取することで
人体の活性化に多いに貢献している。通常の野菜などに多く含まれている窒素、
リン酸、カリだけでなく、マグネシウム、ヒ素などのミネラル分といわれる微
量に摂取すべきものの効用を理解していくことが重要だと考える。
そして、これらの多くは野生種に近いもの、食べられる雑草、ハーブに、適度に
多彩に含まれている。
↓以下、厚生労働省勧告文を転載
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シンフィツム(いわゆるコンフリー)及びこれを含む食品の取扱いについて
平成16年6月14日
照会先: 厚生労働省医薬食品局食品安全部
基準審査課
課長: 中垣
担当: 植村(内線2483)
監視安全課
課長: 南
担当: 渕岡(内線2477)
本日、食品安全委員会かび毒・自然毒等専門調査会にて、シンフィツム(いわゆるコンフリー、以下「コンフリー」という。)及びこれを含む食品の取扱いについて、「コンフリー(Symphytum spp.)が原因と思われるヒトの肝静脈閉塞性疾患等の健康被害例が海外において多数報告されていること、また、日本においてコンフリーを使用した健康食品等がインターネットを使って販売されていることなどの情報から、日本においてコンフリーを摂食することによって健康被害が生じるおそれがあると考えられる」旨の意見の一致が見られたところです。
これを受け、厚生労働省は、コンフリーの製造・販売、摂取等に係る留意事項を次のとおり示したところですので、情報提供いたします。
なお、同留意事項については、地方自治体及び関係事業者・消費者団体に対し通知したことを申し添えます。
(1) コンフリーを製造・販売・輸入等する営業者に求める事項
・ コンフリー及びこれを含む食品の製造・販売・輸入等の自粛
・ 回収等、営業者による自主的な措置の実施
※ 食品安全委員会の食品健康影響評価の結果が正式に示された後、コンフリーに対し、食品衛生法に基づく法的な措置をとることとなる。(2) 一般消費者に対し求める事項
・ 販売されたコンフリー及びこれを含む食品の摂取を控えること
・ 自生し、又は自家栽培したコンフリーについても、その摂取を控えること
《参考》 シンフィツム(いわゆるコンフリー)とは
別名: ヒレハリソウ
学名: Symphytum spp.
(主な種)
Symphytum offcinale : 通常のコンフリー
Symphytum asperurn : プリックリーコンフリー
Symphytum x uplandicum : ロシアンコンフリー
(コンフリーを含む製品では、これらの種類が区別されていない場合あるいは交雑種を使っている場合がある。若い芽や若い葉は茹でるなどして食べられることが知られている。)科名: ムラサキ(Boraginaceae)科
原産地: ヨーロッパ、西アジア
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シンフィツム(いわゆるコンフリー)に関するQ&A
Q.1 シンフィツム(いわゆるコンフリー)とはどのようなものですか。
A.1 別名ヒレハリソウともいう。ムラサキ科ヒレハリソウ属の多年草本で、主な種として、通常のコンフリー(Symphytum offcinale)、プリックリーコンフリー(Symphytum asperum)、ロシアンコンフリー(Symphytum x uplandicum)などがあります。コーカサスを原産地とし、ヨーロッパから西アジアに分布しています。草丈は60〜90cmで、直立し、全身に粗毛が生え、葉は卵形〜長卵形。初夏から夏にかけて花茎を伸ばして釣り鐘状の白〜薄色の花を咲かせます。我が国には、明治時代に牧草として入り、一時長寿の効果があると宣伝され、広く家庭菜園に普及しました。{参考:丸善食品総合辞典(丸善株式会社) 他}
Q.2 コンフリーを摂食することでどのような健康被害が知られていますか。
A.2 諸外国では、コンフリーを摂取した場合の主要な健康被害として、肝障害が報告されています。主な肝障害は肝静脈閉塞性疾患で、主に肝臓の細静脈の非血栓性閉塞による肝硬変又は肝不全です。主症状は、急性又は慢性の門脈圧亢進、肝肥大、腹痛です。
Q.3 コンフリーを含む製品を摂取していますが、どうすればいいですか。
A.3 摂取を中止してください。また、気になる症状がある場合には、最寄りの医療機関で診察を受けてください。なお、日本国内でコンフリー又はこれを含む食品を摂取したことによる健康被害事例は、これまで報告されていません。
Q.4 自生あるいは栽培しているコンフリーは有害ですか。
A.4 自生あるいは栽培しているコンフリーであっても食用とすることで健康被害が生じるおそれがあると考えられるので食用にはしないでください。なお、コンフリーが生育している環境中で生活していてヒトの健康に影響を及ぼすようなことはありません。
Q.5 外国ではコンフリーの規制はありますか。
A.5 米国では、コンフリーを含む栄養補助食品の自主回収等を勧告しています。カナダでは、コンフリーを含むNatural Health Productについては、当局の許可を得ている製品以外は販売禁止となっています。オーストラリアでは、コンフリーの一部の種類は意図的に食品に添加することを禁止する植物とされています。
厚生労働省HPのトピックス↓
http://www.mhlw.go.jp/topics/2004/06/tp0614-2.html