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国内初の強毒型MRSA 子供が感染、警戒呼び掛け
抗生物質が効かないメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)のうち、病院外での拡大が欧米で問題になっている「強毒型」の菌が、入院経験のない国内の子供の皮膚から初めて検出された。菌を分離した山本達男・新潟大教授(細菌学)が19日明らかにした。
この子供はブドウ球菌による「とびひ」という皮膚の感染症で、既存の抗生物質などで治った。しかし欧米では、強毒型MRSA感染による死亡例も出ていることから、同教授は「国内での監視を強化すべきだ」と警戒を呼び掛けている。
山本教授が分離した菌は、白血球を攻撃する「PVL」と呼ばれる毒素をつくるなど、欧米やオーストラリアなどで、病院の関係者以外から見つかったMRSAと共通の特徴があった。
このタイプのMRSAは、免疫力が低下した患者へ感染する病院内のMRSAと区別して「市中獲得型MRSA」と呼ばれる。国内でも近年、入院歴のない幼稚園児の皮膚などからMRSAが見つかっているが、強毒型の報告はないという。
米国では1997−99年にかけ強毒型MRSAに感染した子供4人が肺出血などで死亡、国際的な関心を集めるようになった。