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http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20040616k0000m020106000c.html
大手製薬会社のノバルティスファーマは15日、降圧剤「バルサルタン」に糖尿病予防効果が確認されたと発表した。約1万5000人を対象にした大規模臨床試験で、他の降圧剤に比べ糖尿病発症リスクを23%低下させたという。
臨床試験は97年9月から99年12月まで、31カ国の934施設で実施した。心臓病や脳卒中などの合併症を持つ高血圧の患者を「バルサルタン」を飲む群(7649人)と、作用の違う降圧剤「アムロジピン」を飲む群(7596人)に分けて追跡調査した。その結果、血圧を下げる効果や副作用に大きな差はなかったが、糖尿病を新たに発症した割合はアムロジピン群に比べバルサルタン群が23%低かった。
アムロジピンは血管の筋肉を緩めて血圧を下げるのに対し、バルサルタンは血圧を上げるホルモンの働きを阻害する。国内でも既に医療用医薬品として販売されている。
同社の馬場宣行副社長は「糖尿病の発症が予測される患者に対しては、バルサルタンを投与するという選択を提供すると考えている」と話している。【吉川学】
毎日新聞 2004年6月15日 21時38分