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半数が残業100時間以上 仕事ストレスの自殺者
仕事のストレスによるうつ病などの精神障害で自殺した人の半数が月に100時間以上の残業をしていたことが、2002年度に労災認定を受けた自殺者らを対象に、厚生労働省研究班が初めて実施した長時間残業調査で分かった。東京都港区で開かれる日本産業精神保健学会で11日発表する。
主任研究者の黒木宣夫東邦大佐倉病院助教授は「長時間残業と精神障害発症は因果関係があると考えられる。企業は専門の医師の診療を受けやすい環境をつくるなど精神面でも職員の健康に配慮していく必要がある」と訴えている。
研究班は、仕事が原因の精神障害で自殺したとして02年度に労災認定されたほぼ全員と、1999−2001年度までに黒木助教授が認定にかかわった人を合わせた計51人を対象に、残業時間などを調べた。
その結果、自殺した前の月の残業時間が100時間以上だった人が27人で全体の53%を占めた。44時間以内だった人は7人、45時間から79時間は11人、80時間から99時間は6人だった。
(共同通信)
[6月11日2時20分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040611-00000018-kyodo-soci
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=SCS&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2004061001004272