現在地 HOME > 掲示板 > 不安と不健康8 > 558.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040610i107.htm
米国などで流行している治療法のない感染症「西ナイル熱」が日本に初上陸する可能性が高まったとして、厚生労働省は10日、国内で感染の疑いがある患者が出た場合の対応指針をまとめ、自治体や医師会などの関係機関に通知した。
西ナイル熱は米国のほか、カナダやメキシコ、カリブ海地域、チュニジアやイスラエルでも発生。昨年は米国で9862人の感染者(うち死亡者264人)が出た。夏の観光シーズンを前に、訪日する外国人や帰国した旅行者が発症する懸念が高まっている。
指針では、感染の疑いがある患者を「高熱や脳炎症状がある人で、発病の2週間以内に流行地域に滞在していた場合」と定義。〈1〉疑いがあるケースは保健所へ連絡し、病因を特定する〈2〉野鳥から蚊を介して人にうつる西ナイル熱は、人間同士の接触や蚊を媒介とした人から人への感染はないので、患者の隔離などの必要はない――と対応方法を列挙した。
同時に、米疾病対策センター(CDC)が制作した説明書を翻訳してCD―ROMで配布。感染経路や症状などの説明に加え、流行地では蚊を避けるため長袖を着用するといった防御策を動画でまとめた。
厚労省によると、感染経路や防疫法といった基本的知識が行政関係者の間でも行き渡っていないという。
(2004/6/10/14:37 読売新聞 無断転載禁止)