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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040602-00000215-yom-soci
伊丹の乳児死亡、ポリオ接種禍の疑い認定…厚労省
兵庫県伊丹市は2日、ポリオ(小児マヒ)ワクチンの予防接種を受けて約2週間後に死亡した同市内の0歳の女児について、厚生労働省から「死因と予防接種との因果関係を完全には否定できない」とする認定を受けた、と発表した。
ポリオの予防接種によって死亡した疑いがあることを国が認めたもので、全国で7件目。同市は予防接種法の救済措置に基づき、死亡一時金など約4300万円を女児の両親に支給することを決めた。同省は「極めてまれなケースで、ポリオの予防接種そのものには問題はない」としている。
市や同省によると、女児は2002年5月下旬、市立保健センターでポリオの予防接種を受けた。2日後、下痢や発熱などの症状で入院し、6月初旬に多臓器不全で死亡した。
女児の両親は翌7月、死亡一時金などの給付を市に申請。同省の予防接種健康被害認定部会は「ポリオ特有の手足のマヒがみられず、髄液検査でポリオウイルスが検出されなかった」などとして、接種が原因ではないと判断。2003年5月、不支給が通知された。
これに対し、両親は同7月、再審査請求を申し立て、同省の再審査部会では「他の感染症を示すウイルスが発見されず、接種による死亡を100%否定はできない」とする意見書がまとまり、今年3月、同省が支給すべきだと認定した。
ポリオ接種後の健康被害を巡っては、2000年5月、福岡県で3歳の女児が死亡、1歳の男児が入院していたことが明らかになった。厚生省(当時)は都道府県に福岡で使用された製造番号のワクチンの使用を見合わせるよう指示し、ポリオの予防接種自体を中止する市町村が相次いだ。同省は同6月にワクチン自体に問題がなかったことを公表、8月末に「対応マニュアル」をまとめ、ポリオ接種が再開された。
厚生労働省結核感染症課は「接種と死亡との因果関係をはっきりとは認められないが、被害者救済に重点をおいて判断した。450万人に1人の割合で副作用が起きるが、きわめて少ない。今後とも予防接種の必要性を訴えていきたい」としている。(読売新聞)
[6月3日1時2分更新]