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http://www.asahi.com/national/update/0601/040.html
環境省は、98年に作成した環境ホルモン(内分泌撹乱(かくらん)化学物質)と疑われる67物質のリストを廃止し、改めて約1000の化学物質から洗い直す方針を決めた。リストに挙がった物質のこれまでの研究では生殖機能への作用が主だったが、免疫機能への影響など新たな試験の必要性も出てきたことなどから、第三者機関によって随時、物質を選んで試験していく仕組みにする考えだ。
67物質は、98年に「優先的に検討すべき物質」として選ばれた。予備調査でシロとされた2物質を除く65物質のうち、これまで19物質について試験し、ノニルフェノールと4−オクチルフェノールは魚の個体をメス化させる作用があることを確認。哺乳(ほにゅう)類のラットを使った試験では撹乱作用は認められなかった。他の物質も順次、試験を進めており、残すところ約10物質となっている。
しかし、その後の研究で性ホルモンだけでなく免疫や神経など別の機能への影響も考えられることや、新たな試験手法も開発され、67物質にこだわらず広く調べる必要性が高まり、態勢も整ってきた。
一方、化学工業界は「リストに載った物質は根拠のないまま、『悪者』にされ、風評被害を招いた」などと批判。環境省も当時、67物質を緊急的に「手探り」で選んだ一面もあるとして、国内に存在してさまざまな毒性が指摘されている約1000の物質から洗い直すことを決めた。
そのうえで、専門家や業界団体、市民団体などによる選定委員会をつくり、試験をする必要のある物質を随時、選んでいく仕組みにしたいとしている。同省は来年からスタートさせたい意向だ。 (06/01 22:40)