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http://www.asahi.com/science/update/0521/002.html
リウマチなどの自己免疫疾患は自分の免疫が異常になって起きるとされる。その原因は、細胞が死んでもうまく処理されないから、という可能性を示す研究を、大阪大大学院の長田重一教授(遺伝学)らが21日発行の米科学誌サイエンスに発表する。マウスで実験した結果で、自己免疫疾患の原因解明につながると期待される。
細胞は老化したり、ウイルスに感染したりすると死んで「老廃物」になる。老廃物はふつう、掃除する役目をもった細胞に処理される。
老廃物を探すのに、あるたんぱく質がかかわるが、長田さんらは、このたんぱく質が作れないマウスを遺伝子操作でつくって実験した。
マウスを育てているうち、脾臓(ひぞう)が通常の3倍に腫れ上がって腎炎になり、尿に高濃度のたんぱく質が出た。さらに老廃物に対する抗体が大量にできるなど自己免疫疾患に特徴的な症状が出た。
従来、老廃物が放置されると健康な細胞に害が及び、自己免疫疾患が引き起こされるという考えがあった。今回の実験はこれを実証するもので、長田さんは「患者さんの協力を得てこのたんぱく質を調べれば原因解明につながる可能性がある」と話す。
(05/21 03:04)