現在地 HOME > 掲示板 > 不安と不健康8 > 456.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://www.sankei.co.jp/news/040506/sha010.htm
心筋梗塞(こうそく)の発症にガレクチン2というタンパク質を作る遺伝子が関与し、その塩基配列が一つだけ違う人は1・57倍発症しにくくなることを、理化学研究所遺伝子多型研究センターの田中敏博チームリーダーらが突き止めた。6日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
塩基配列が一つ違う遺伝子を持つ人は、心筋梗塞患者で約9%、健康な人で約14%。発症原因となる血管の炎症の進行が抑えられるためと、研究チームはみている。
心筋梗塞は、世界でも日本でも死亡原因の上位に入り、高脂血症など生活習慣病と遺伝的要因が重なって発症するとみられる。今回の発見は遺伝子レベルのメカニズム解明に道を開く成果で、田中さんは「遺伝子を調べれば発症の危険性について注意喚起でき、予防に役立つ」と話している。
研究チームは2002年に、血管の炎症に関連し心筋梗塞の発症率を高めるタンパク質LTAを発見。今回、ガレクチン2がLTAを細胞外に送り出していることを見つけた。
大阪大医学部の協力で、ガレクチン2遺伝子を約2300人の患者と約2000人の健康な人とで比較。塩基配列が一つだけ違う人は発症しにくいことが分かり、その理由は送り出すLTAが少ないためと結論付けた。
(05/06 02:01)