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ヒトの体内で実際に働くことが実験的に確認された遺伝子を載せたデータベースが、日本を中心にした12カ国の協力で完成し、16日から世界に無償で公開される。遺伝子とその構造や機能情報などを結びつけたヒト遺伝子の詳細なカタログだ。病気と遺伝子の関連、薬の開発、生物学基礎研究など広く役立ちそうだ。
重複も含めて4万1千個の遺伝子を登録、このうち約2万1千個はヒトの染色体上で確認済み。既存のデータベースにはない約5千の遺伝子も登録されている。各遺伝子には構造や機能、病気との関係、人体で働いている場所などのデータが付く。
国立遺伝学研究所の五條堀孝教授らが世界の研究施設に、遺伝子データの提供を呼びかけたところ、44施設が賛同、百人を超す研究者が来日してまとめた。
東大医科学研究所、かずさDNA研究所など日本の研究機関が提供したデータは全体の約6割。各施設はデータの知的所有権は主張せず、すべて無償で誰でも見ることができる。
五條堀さんは「細胞中で実際に働いている遺伝子の研究は日本のお家芸。それを多くの研究者の協力でここまで、高品質の世界共有財産にすることができた。その後の発展もあるので、さらに充実に努めたい」と話している。
[04/15 20:26]
http://www.asahi.com/science/update/0415/003.html