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人工透析によるC型肝炎の院内感染が多発し、01年に国内で透析を受けた患者の2.2%がC型肝炎ウイルスに感染したことが7日、厚生労働省研究班の調査で分かった。日本透析医学会と日本透析医会は会員に緊急勧告を出し、注意を呼びかけた。
調査は全国の透析施設から抽出して実施した。人工透析を受けている患者で、00年末にC型肝炎抗体検査で陰性だったのは約5万2000人だったが、1年後の01年末に2.2%にあたる約1100人が陽性に転じた。国内に透析患者が約23万人いることから数千人がC型肝炎に院内感染した可能性がある。
これを受けて、日本透析医会などは、大量に作った血液凝固剤や造血剤などを20〜30人に投与した際、針などを共用したことが院内感染の原因と考えられることから、防止対策の徹底や早期発見につながる肝炎検査の実施を求める緊急勧告を出した。
山崎親雄・日本透析医会会長は「薬剤の共用などで院内感染が高く発生している。対策を十分に取れば、院内感染を防ぐことができる。国内で透析施設の院内感染が相次いでおり、緊急の勧告で対策の実施を求めた」と話している。【山本建】
毎日新聞 2004年4月7日 22時30分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20040408k0000m040120000c.html