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カナダのスペラー農相は5日、高病原性鳥インフルエンザの感染拡大を阻止するため、主な発生地である同国西部ブリティッシュコロンビア州内に設けた隔離地域で飼育されるすべての鶏、七面鳥など食用の家禽(かきん)類約1900万羽を処分すると発表した。
州政府によると、同州の養鶏は推計約3億カナダドル(約240億円)の産業規模。今回対象となった地域は同州の生産量の約84%を占めており、経済的に大打撃を受けるのは必至だ。
同州では今年2月以来、バンクーバー近郊の養鶏場を中心に鳥インフルエンザの発生が相次いで確認された。ウイルスは毒性の低い「H7型」とみられるが、検査にあたった職員が感染する例も出ている。(ニューヨーク共同)
毎日新聞 2004年4月6日 13時02分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20040406k0000e030062000c.html