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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040325i114.htm
日本再生医療学会は、様々な細胞の元になる幹細胞を使った治療を行う際の指針作りに乗り出す。生命倫理委員会(委員長=牧野恒久・東海大教授)で検討、2年後をめどにまとめる。
国は「ヒト幹細胞を用いた臨床研究の在り方」を検討しているが、指針作りは当初の予定から1年以上遅れている。学会の指針は、国の指針に盛り込まれない具体的な手順や細かな規則を定めることで、臨床応用を円滑に進める狙いがある。
幹細胞を使った治療は、白血病患者への造血幹細胞移植や、血管の新生、皮膚、骨の再生などが行われており、パーキンソン病などの脳神経疾患や脊髄(せきずい)損傷、脳こうそくの治療の研究が進んでいる。
これまで、マウスでの効果確認だけで治療応用を目指すような動きもあったが、臨床応用に必要な研究手順を具体的に定めて、信頼性と安全性を確保する。幹細胞を培養する際に、動物の細胞や血清を使うこともあるが、感染症を防ぐため、どのような規制が必要かなども検討する。
(2004/3/25/23:02 読売新聞 無断転載禁止)