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小泉純一郎首相が、花粉症に悩まされている。今年は例年に比べ花粉の飛散量は少ないが、好天に恵まれた3月中旬は症状が目立った。
日々の首相番記者によるインタビューでは右目が充血。19日のラジオ番組収録では声がかすれていた。普段は公用車の移動で「保護」されるが、13日の広島視察では屋外を歩き、「つらそうだ」と秘書官らも気遣った。
側近は首相の花粉症は昔からだというが、通称「ハクション議連」(自民党花粉症等アレルギー症対策議員連盟)の事務局長、小野晋也衆院議員によると、02年3月に首相に面会した際「突然、花粉症になった」と語っていたという。首相に就任してから症状が進んだようだ。
ちなみに、昨秋に開所した独立行政法人「理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター」ではアレルギー対策の基礎研究を手がけており、自身も花粉症の小野氏は「世界最先端の研究を」と首相の後押しに期待する。「小泉改革」は失速気味だが、リーダーシップの発揮といくか。
【堀井恵里子】
[毎日新聞3月25日] ( 2004-03-25-22:09 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20040326k0000m010088000c.html