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副作用の死者444人に 肺がん治療薬イレッサ
肺がん治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)による副作用問題で厚生労働省は24日、副作用の間質性肺炎などで死亡した患者数が延べ444人に上ることを、参院厚生労働委員会で明らかにした。
厚労省安全対策課によると、23日現在のデータで、副作用報告は1151例。報告が重複しているケースや、後から副作用でないと分かった死者、症例も含まれ、正確な数ではないとしている。
イレッサは英国の製薬会社が開発、世界に先駆けて2002年7月に国内承認された。劇的な効果があるとされる一方で副作用が多発。厚労省は同年10月に緊急安全性情報を出し、2カ月後、処方を抗がん剤治療に詳しい医師に限定するなどの緊急対策をとった。
副作用による死者は、昨年5月に厚労省が公表したデータで246人(同4月22日現在)だったが、今回公表された死者数のうち何人が対策以後の事例かははっきりしないという。(共同通信)
[3月24日17時23分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040324-00000187-kyodo-soci