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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040320-00000098-kyodo-soci
提供された他人の皮膚の細胞を患者自身の細胞と置き換え、移植時の拒絶反応を起きなくすることに、杏林大熱傷センターの島崎修次教授と高見佳宏助教授が20日までに成功した。
全身やけどなどで自分の皮膚を治療に使えない人がこの治療の対象。既に患者2人に移植を実施し、皮膚を完全に生着させた。
皮膚組織は、外側の表皮、真ん中の真皮などでできている。他人の皮膚を移植すると、表皮部分に含まれる細胞が原因で拒絶反応が起き、むけたり、腐ったりする。
同大は、皮膚バンクに保存された他人の皮膚から表皮細胞を洗い流すなどして除去。残った真皮の表面に、培養した患者の表皮細胞をつけ、反対側に生着力を高める患者の線維芽細胞もつけた。
火事で体のほとんどをやけどした40代と20代の女性に、この方法で作った皮膚を移植し、約1カ月半後、完全に生着したことを確かめた。
2人はその後、多臓器不全などで死亡した。高見助教授は「これまで救命できなかった体表の80−90%に及ぶやけど患者を助けるのが目標」と話している。(共同通信)
[3月20日16時43分更新]