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アセトアルデヒド測定、シックハウス基準から除外
国土交通省は15日、住宅の構造や安全性などを第三者機関が評価する住宅性能表示制度で測定対象としている物質のうち、化学物質のアセトアルデヒドを除外する方針を明らかにした。
人体への影響が完全に解明されていないことなどが理由で、国交省は「測定値を示すと、かえって住宅市場を混乱させる」(住宅局)と説明している。16日に開かれる社会資本整備審議会(国交相の諮問機関)の建築分科会の議決を経て、2004年度から実施する。
アセトアルデヒドは、天然木材に含まれる酢酸などが化学変化を起こして発生し、住宅建材が頭痛やめまいを引き起こすシックハウス症候群の原因になるとされ、昨年4月に住宅性能表示制度の測定対象物質に指定された。
しかし、アセトアルデヒドの毒性は動物実験では確認されているものの、人体への影響が明確になっておらず、世界保健機関(WHO)は、健康被害を与えるとされる指針値を0・03ppmから0・17ppmに緩和する方向で検討に入っている。国内の過去の実態調査では0・17ppmに達した住宅がなかったことから、国交省は測定物質の対象から除外することにした。
(2004/3/16/03:09 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/business/news/20040316ib02.htm