現在地 HOME > 掲示板 > 不安と不健康8 > 231.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
腕などに卵巣移植、卵子育成し体外受精 サルで出産成功
http://www.asahi.com/science/update/0311/001.html
サルの卵巣を腕や腹に移植して卵子を育て、体外受精によって別のサルに出産させることに、米オレゴン健康科学大の研究チームが成功した。マウスや羊で先例はあるが、人に近いサルでは初めてだ。この技術が確立すれば、がん患者が放射線治療などを受ける前に卵巣を保存し、治療後に自分の子どもを産むことが可能になる。11日付の英科学誌ネイチャーで発表される。
同チームはメスのアカゲザル7匹から卵巣を取り出し、その一部をそれぞれの腕や腹、腎臓に移植。人の排卵誘発剤を投与するなどして、未熟な卵子の成長を促した。
7カ月後にうまく育った複数の卵子を取り出し、オスの精子と体外受精させた。3匹のメスの子宮に受精卵を入れた結果、昨年、子ザル1匹が生まれた。体重500グラムの健康体で、ブレンダと名付けられた。
9日付の英医学誌ランセット電子版によると、米コーネル大のチームががん治療を受けていた女性に対し同様の卵巣移植をした。育った卵子を体外受精させ、子宮に戻したが、妊娠しなかったという。
◆福島県立医大の柳田薫助教授(生殖内分泌学)の話
サルで卵巣移植から出産まで成功したことは、人への応用に向けた一歩だと言える。ただ、人で実際に試すには、倫理的な問題も十分に検討されなければいけない。 (03/11 03:03)