現在地 HOME > 掲示板 > 不安と不健康8 > 174.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
SARSワクチンが出来るのは何年も先
2004 年 3 月 4 日
-------------------------------------------------------------------------------
【パリ3日】新型肺炎の重症急性呼吸器症候群(SARS)が世界を不安に陥れてから1年以上たったが、専門家たちはSARSのワクチンができるのは何年も先のことだと警告している。世界保健機関(WHO)の「ワクチン研究イニシアチブ」の責任者マリーポール・キーニー氏がフランス通信(AFP)に語ったところによれば、現在アジア、欧州、米国で少なくとも10のワクチン候補が開発中だが、有望なワクチンが試作されたとしても安全性と効果が証明されるまでに2、3年はかかる見込み。(左の写真は広州の病院の実験室でSARSウイルスのテストを行う中国の研究者)
候補のうち先頭を行くのは中国で開発中のもので、免疫反応を誘発するのに死んだウイルスを使っている。試作ワクチンはサルを使ったテストで成功を収めた。中国の国営報道機関が先月伝えたところでは、第1段階として30人のボランティアを対象に3カ月にわたり安全性のテストが行われる予定。
第2、第3段階ではもっと多人数のボランティアに対し再度、安全性のテストを行うとともに、効率も調べる。そのあとで結果を検討し、認可されるという。英国衛生保護庁インフルエンザ実験所のマリア・ザンボン所長は、市民に提供できる安全なワクチンづくりには最低限5年かかると話している。
〔AFP=時事〕