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(回答先: インドネシア デング熱の死者312人に 読売新聞 投稿者 たくげん 日時 2004 年 2 月 28 日 10:47:27)
インドネシア:デング熱の流行 (2004/02/26)
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=002
1.在ジャカルタ総領事館によると、下記のとおりデング熱の流行が報告されています。
2004年2月16日、スユディ・インドネシア保健大臣は、デング熱について、
本年は全国的に大流行の兆しが見られる旨の発言を行いました。18日付の保健省統計によれば、既にジャワ島を中心にデング熱が流行しており、今年に入ってからジャカルタ特別州で2963人(うち25人が死亡)、西ジャワ州で1289人(うち30人死亡)、中部ジャワ州で1918人(うち39人死亡)が感染しているとのことです。
2.デング熱はこれからも流行がしばらく続くことが予想されますので、インドネシアへ渡航予定の方は以下の点に十分ご注意下さい。
(1)デング熱は蚊に刺される事で感染するウイルスが原因の感染症です。潜伏期は数日から1週間程で、38度以上の高熱、頭痛、関節痛、発疹、筋肉痛、疲労感などで発症します。目の奥が痛むケースもあります。ヒトからヒトへうつる事はありません。
(2)デング熱には予防接種も予防薬もありません。蚊に刺されないようにすることが唯一の予防方法です。媒介する蚊はネッタイシマカとヒトスジシマカで、古タイヤなどの水たまりでも繁殖するため都市部でも多くみられます。どちらも昼間吸血します。皮膚の露出を減らすようにし、室内では蚊取りマットをつける、外出時は虫除けスプレーを数時間毎に塗るなどの予防措置を取って下さい。
(3)デング熱には特効薬は無く、一般に対象療法が行われます。普通は十日程度で解熱し回復に向かいますが、1ヶ月ほどは疲労感が残ります。出血傾向が出るなど重症化するとデング出血熱、デングショック症候群と呼ばれ、この場合は命に関わる事もあります。初期の症状がマラリア等と紛らわしい事もあります。熱がでたら早めに医療機関を受診して下さい。繰り返しかかる事もあります。
(4)デング熱は、インド〜東南アジア〜オセアニア、中米〜南米の一部、アフリカ等で広く流行しています。
(問い合わせ先)
○外務省領事移住部政策課
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ: http://www.mofa.go.jp/anzen/