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サルのエイズ抵抗力の「正体」を発見 米チーム
2004.02.26 Web posted at: 15:33 JST
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200402260012.html
(AP) 一部のサルがエイズにかかりにくいことに注目し、その仕組みを研究していた米国の研究チームがこのほど、サルの体内にHIV(エイズウイルス)の増殖を阻止するたんぱく質があることを突き止めた。人間も同種のたんぱく質を持っているとされ、エイズ治療への応用が期待される。
HIVは正常な細胞を乗っ取り、自らの複製を作らせることによって増殖する。米ハーバード大ダナ・ファーバーがん研究所の研究チームによると、アカゲザルの体内の「TRIM5−アルファ」と呼ばれるたんぱく質がこの活動を妨げることが判明した。研究の成果は英科学誌ネイチャーの最新号で報告された。
TRIM5−アルファは人間の体内にも存在するが、サルの場合に比べてウイルス増殖を阻止する作用が弱いという。チームでは「たんぱく質が特定されたことで、その働きを強化する薬の開発も可能になった」と、今後の研究に意欲を示す。また今後はHIV以外のウイルスについても抵抗作用のあるたんぱく質が見つかるとみられ、ウイルス性疾患の予防法や治療法が飛躍的に進歩する可能性もある。