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【記者:Brian Parkin】 3月3日(ブルームバーグ):国際通貨基金(IMF)は、ドイツのライプチヒで開催の20カ国財務次官・中央銀行副総裁会議向けに用意された内部文書で、為替相場や経済見通しについて、以下の通りコメントした。同文書はブルームバーグ・ニュースが独自に入手した。
「市場は以下のような不測の事態が起こる可能性が高いことを示唆してはいないが、(米)金利の急激な上昇と無秩序なドル下落のコストは小さくはない」
「ユーロのさらなる急激な上昇は、主に外需によって支えられている緒についたばかりのユーロ圏の景気回復に悪影響を及ぼす恐れがある」
「日本では、円高がさらに進めば、輸出と投資によって支えられてきた景気回復が脅かされるだろうし、デフレ圧力も増大させることとなる」
「米金利の急激な上昇はかなりの債務を抱えた新興国市場に悪影響を与えかねない。要約すれば、可能性は小さいものの、無秩序な金利と為替相場の動きからくるコストを考えれば、政策担当者はそうした不測の事態に可能な限り備えることが賢明であろう」
「世界景気の回復は強まるとともに広がってもいる。鉱工業生産と世界貿易は急激に増大し、企業景況感も、さらに程度は小さいものの、消費者信頼感も強まった。ただユーロ圏の決定的な上振れはまだない。短期的には成長見通しが予想以上に改善される可能性はあるものの、主だったリスクと問題は残されている」
「米国が貿易相手国に比べてより速いペースの経済成長を遂げていることで、ドル安による影響がいくらか打ち消されてきている」
「米ドルは、主に同国の経常赤字の持続性に関する懸念から、下落してきた。これまでのところ、その動きは比較的秩序だっており、他国の資本市場に影響を与える兆候はほとんどない」
「しかしながら、石油価格の変動やウイルスの流行を含めた下振れのリスクは数多く存在する」
原題:IMF Comments on Currencies and Global Economic Outlook(抜粋)
更新日時 : 2004/03/03 19:12 JST
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=aHWiL3dgNFQE&refer=jp_us