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【中国】侮れないブルーカラー消費力、零点調査
市場調査大手の零点研究集団はこのほど、全国大都市のブルーカラー層とホワイトカラー層の消費能力についてリポートした。ブランドや広告戦略で、ニューリッチ層と呼ばれるホワイトカラーより粗略に扱われている印象があるブルーカラー層だが、人口が多い分、全体で見た消費能力はホワイトカラーを上回る。北京を例に取ると、消費力はホワイトカラーの2倍に当たる試算だ。
零点研究集団は2月、前進策略や深セン飛亜達于と共同で「中国ニューブルーカラー:伝統の新階級と彼らの消費文化調査報告」をまとめた。
調査によると、ブルーカラー層の8割前後で1人当りの月収が1,000元を超えている。また7割以上のブルーワーカー層の家庭では、月収総額が3,000元前後。国家統計局による2002年の「中級家庭」の平均年収は5,000〜2万5,000元、という統計を基準にすると、ブルーワーカー層の大半は中流階級に属していると言える。
調査結果を見ると、ホワイトカラー層が全国でも多いとされる北京、上海、広州でも、総合的に見てその消費力はブルーカラー層の半分に満たない。全国的に見るとホワイトカラーの消費力はブルーカラーの10%程度になるという。
リポートは「ブルーカラー層には相当な消費能力がある」と結論づけた上で、一方で市場には同層にターゲットを絞ったブランドが少ないと指摘。また同様の営業戦略などもとられていないため、結果としてブルーカラー層の消費に保守的な姿勢を作り出している、と分析している。
ブルーカラー層の消費の特徴を見ると、化粧品では中・低価格製品に人気が集まる傾向が出ている。家電や携帯電話端末では、売れ筋商品に人気が集まるという。住宅購入計画では、経済性を求める意見が多く出ている。
(NNA)[3月2日10時37分更新]