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2004/03/02
現役世代の50%確保は、まやかし。まだいるぞ、8億円の報酬。
政府の年金法案は、現役世代の59.4%の水準を50%まで引き下げる。約10%引き下げでも相当な減収となるが、これは、標準的な厚生年金の世帯の話。40年間会社員で妻は40年間専業主婦というレアケースなのだ。共働き世帯や単身世帯では、30%から40%台まで引き下げられる。
しかも、50%を維持するための前提条件は、出生率が1.39(02年は、1.32)に回復する。09年度以降、1人あたりの名目賃金が2.1%伸び、年金積立金の利回りは、3.2%だ。これでは、本州四国連絡橋や東京湾アクアラインの当初交通量見通しの二の舞にならないか。前提条件が崩れれば、支給がさらに減らされることになる。
年金制度の崩壊の危機をつくった政治家と年金官僚。
8億円もの報酬を得ていた年金官僚でまだいるぞ。
元厚生省事務次官の山下真臣と吉原健二氏だ。以下経歴と報酬を紹介する。
山下真臣(76歳)国民年金協会理事長
1950年 4月 旧厚生省入省
82年 8月 厚生省事務次官
84年 8月 退職
1985年 4月 環境衛生金融公庫理事長
1992年10月 (社)全国社会保険協会連合会理事長
1995年10月 (社)国民年金協会理事長
厚生省での報酬・合計 4億7135万円
給与 3億8612万円
退職金 8523万円
環境衛生金融公庫理事長の報酬・合計 2億0829万円
給与 1億7702万円
退職金 3127万円
全国社会保険協会連合会理事長の報酬・合計 7425万円
給与 6310万円
退職金1115万円
国民年金協会理事長の報酬・合計 4900万円
総合計 8億0289万円
吉原健二(72歳)厚生年金事業振興団理事長
1955年 4月 旧厚生省入省
88年 6月 厚生省事務次官
90年 6月 退職
1990年11月 厚生年金基金連合会理事長
1999年12月 (財)厚生年金事業振興団理事長
厚生省での報酬・合計 4億8919万円
給与 4億0331万円
退職金 8588万円
厚生年金基金連合会理事長の報酬・合計 2億0419万円
給与 1億7353万円
退職金 3066万円
(財)厚生年金事業振興団理事長の報酬・合計 9900万円
給与 8414万円
退職金1486万円
総合計 7億9238万円
※2003年3月時点での推計
(堤和馬・JanJan特別取材班)
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堤和馬:元特殊法人労連事務局長/ジャ−ナリスト
http://www.janjan.jp/special/0403/0403011541/1.php