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Ddogレポート 3月1日 大相場が来る?
本日は特別版。3月1日日経平均引値11271円と、昨年10月20日以来4ヶ月ぶりに高値を更新した。http://www.traders.co.jp/data/gaishikei/2004otuge.pdfオオッ!春日大社様のお告げドウリイヂャ!3月反騰!と喜ぶのはまだ早い。ただ何はともあれ株価が上がると非常に嬉しい。気温が上がると運動が活発になるのが爬虫類。株価が上がると元気になる証券マンの血はなんとも悲しい性である。
日経平均高値更新理由@円安による業績改善期待。105円台の円ドル為替では、主要輸出企業の業績を下方修正するかどうかの分岐点であった。105円を割り込むと主要輸出企業の業績下方修正はラッシュになると予想されていた。109円台は昨年10月20日の日経平均高値のときの為替水準である。
日経平均高値更新理由ADdogレポート2月29日号インフレが来るの影響力?嘘です。Ddogレポート2月29日でも言及したように、インフレ期待が広まったことによる、株価の先高観がマーケットに台頭してきたと思います。広く流布された春日さんのお告げももしかしたら一役かっていた可能性も否定できない。
日経平均高値更新理由B外人のフライング買い。PERは高めで推移しているが、世界的に相対比較した日経平均はGDPの伸び率と比較して、東京市場の株価は外人から見て割安感が強い。2月第三週の外人は第二週同様の二週連続の買いこしであった。先週木曜日引け後発表され金曜びの上昇に繋がった。そして、月が変り一気にここもとの、ドル売り円買いで、国内円に滞留させていた円資金を使い株式を買い捲ったと思います。円安ぎみの為替、日本株高でも円高に振れないところを見ると、持続的な買いが今後も継続的に入ってくるか少々不安です。継続した外人買いが入るか否かが、相場の行き先を見極めるポイントです。どちらかというと、今日の外人買い(特に欧州勢)は、3月後半の株式の需給改善を見越した フライング的な見切り発車の株式買いの可能性が高い。
日経平均高値更新理由C米国株式相場が冴えない為。2月29日号レポート2でも解説したように、大統領選挙ブッシュ楽勝が黄色信号が点灯た。また利上げの可能性が否めない為、米国市場から、出遅れ感がある日本市場へ資金シフトした可能性もある。(為替の動きからすると、そういいった資金はまだ少額である)そして、大統領選挙後に米国株価が下落するのではないかと考える投資家も多い。
3月1日号の米経済誌バロンズのコラムベテラン投資家の眼で、ジェラルドジョーダン氏(投資顧問会社社長)によると、米国相場は、誰もが強気だが、買われ過ぎではないかと不安感を感じるマーケットであるという。FRBが金融緩和にもかかわらず、雇用が回復していないことが大きな不安材料であるという。ただ、逆説的に考えれば、FRBは雇用が回復するまで金融緩和政策は続けざるをえないとも考えられる。
雇用問題はブッシュ政権再選の成否を分けることとなる。もし、雇用が回復となれば来年も良い年となるとのことだ。
話はまた逸れてしまったが、ジョーダン氏は住宅建設会社(SPF,PHM,HOV)、証券会社(メリル、ゴールドマン、モルガンスタンレー) 金、金鉱株、を推奨している。その中でも日本株を推奨している。全てが改善しており、小売売上も今年は改善する(?)日経ダウのチャートは逆三尊を形成しており、世界的株高で、6月までに12500円を見越しているとのことです。
もうひとつTIMEの先々週号の特集が日本経済復活特集であった。
テクニカル的から日経平均の当面の目処。
11329円本日(3/1)高値、11344円ボリンジャーバウンド上限 11436円480ヶ月(40年)平均移動線 11979円2002年5/23の戻り高値 12015円2000年4月高値20822円から2003年4月7607円の三分の一戻り。3月中に12000円の可能性がある。
http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi
5月ごろの高値目処は?エリオット波動で計算すると。15000円前後
http://www.asyura.com/0306/hasan28/msg/684.html
第一波を7607円から11161円 第二波の終点を11/19 9612円(第一波の三分の一押しは9878円で近似値だった)とすると第三波は(11161―7607)×1.61+9612=15334円
この数字はITバブル頂点の2000年4月20833円から歴史的底値2003年4/26 7603円の三分の二戻りの15780円の近似値に相当します。1/3戻りは12569円 1/2戻りは14220円
そして、15334−(15334−9612)×0.361=13268円が第四波終点
第五波は第一波から第三波の0.618倍(15344―7603)×0.618+13268=18051円
取らぬ狸の皮算用はここまでで、最後に今日の新値更新を素直に喜べないネガティブな話
今日の日経平均高値更新を外資系証券会社アナリスト・ストラジストは冷ややかに分析している。QUICK社のニュース解説で何名か紹介します。
クレディースイスファーストボストン市川氏
当面11500円が上値。5−6月期に12000円程度まで上昇するが、米景気の腰折れで下落傾向になる。日本は未だ外需依存から脱却してはいな。
ベアリング投信投資顧問牧氏
当面11100−12000円が上値。
東京市場予想PERが3月1日引けで26倍。米国市場の20倍弱に比べ割高感がある。ファンダメンタルでは、上値が乏しい。
為替の動きも要注目。仮に1ドル110円を下回る円安になった場合、世界レベルで流動性を供給していた日本の買わせ介入が止まる。そうなれば、世界的資金フローが変調を来たし、商品市況、米国金利への影響も懸念されるとのこと。この指摘は、気がつかなかったが重要な指摘だ。
Ddog
買い主体が外人である現相場の健全な株式上昇相場は、円高と株高が同時進行である。
買いの主体が国内個人と機関投資家に交代したならば、円安の株高もありうるが、まだ暫くは難しいと思う。