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中国:デフレ?インフレ?今年の成長目標は7%
発信:2004/02/28(土) 11:30:53
http://news.searchina.ne.jp/2004/0228/general_0228_001.shtml
国家統計局は26日、「2003年国民経済と社会発展統計公報」を発表、昨年の中国におけるGDP(国内総生産)の成長率が9.1%と高水準に達したことを受けて、一部の経済学者などの間で今後の経済成長に対して、慎重姿勢が高まっている。新華網などによれば、政府は今年の成長目標を7%程度に設定するという。
経済学者の樊剛氏は、「もし今年の中国のGDP成長が10%を超えるようなことがあれば、2005年以降の中国は再度深いデフレスパイラルに陥る」と警鐘を鳴らしている。一方で、国家発展・改革委員会(国家発改委)マクロ経済研究院の陳東 h氏は、今年さらに経済成長が加速すれば、「局部過熱」が「全体過熱」に陥り、急激なインフレが引き起こされると指摘。
通常、2人の経済学者がデフレとインフレを同時に警告することはありえない。国家発改委価格モニタリングセンターの徐連仲氏は、「もし現在の高騰した川上製品がエンドユーザーに受け入れられればインフレが起こり、生産能力過剰に陥れば長期のデフレとなる」と、現在の中国のおかれている微妙な立場を端的に説明している。
デフレかインフレか、先にインフレで後にデフレか、すでにインフレ状態で今後にデフレ状態になるのか、各データによって、様々に判断できるのが現在の中国のマクロ経済だ。2002年も8%を超える成長を遂げ、昨年も9.1%で、明らかに投資の過熱と原材料の消耗が確認されている。
2002年に開催された第16回中国共産党全国代表大会(十六大、党大会)で2020年までの目標が設定されたが、その中で02年以降のGDP成長は年率平均7.3%程度となる。02−03年と2年連続で高成長を実現した後の調整として、04年は7%程度に抑えるのが中国のベターな選択、と多くの専門家が指摘している。