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中ロパイプライン:中国案却下の可能性強まる 発信:2004/02/26(木) 15:33:45
http://news.searchina.ne.jp/2004/0226/general_0226_001.shtml
日本と中国で争われていた、ロシアとのパイプライン建設に関し、ロシアの政府筋は東シベリアのアンガルスクから太平洋側のナホトカへと敷設するという、ロシア側が従来主張していたルート案を採用する方向で検討を進めていることが明らかになった。26日付新聞晨報が報じた。
ロシア連邦エネルギー省のユスフォフ長官は20日に開いた記者会見で、経済効果などを考慮した結果、アンガルスク−ナホトカ案での建設を政府としては希望するとコメント。アンガルスクから黒龍江省(こくりゅうこう)省の大慶(だいけい)へとつなぐ中国案はおそらく却下することになるだろうと述べた。
ユスフォフ長官の説明では、ロシア案を採用すると、太平洋を窓口にした日本、米国への輸出が可能になるが、これは中国への輸出の妨げにはならないとしている。またロシア政府は、国営の建設会社を通じて70億ドルをロシア案に投資することを計画していると語った。
これに対して、中国案の採用でロシア側最大のパートナーである大手石油企業のユコス社は、パイプラインプロジェクトについて、現在はただ正式決定を待つのみであるとしている。鉄道網を利用した石油輸送は当初の提携通りに毎年1000トンを輸送すると説明している。
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ロシア石油パイプライン 日中どちらに軍配?
http://news.searchina.ne.jp/topic/165.html
ロシアからの石油パイプラインの敷設ルートに関して、日本と中国で激しい争いが展開されている。日本が協力を要請しているアンガルスク−ナホトカというルートと中国が求めるアンガルスク−大慶というルートがそれだ。
ロシアではいわゆる太平洋パイプラインと呼ばれるシベリア原油パイプライン構想。
日中両国それぞれのエネルギー政策とも関連してくる問題で、石油確保が石油の輸入大国となってきている中国においては、将来戦略とも密接に関わってくるだけに非常に大きな注目を集めている。
これと関連して、ロシア連邦保安局は2003年10月25日、国内石油大手ユコス社のホドルコフスキー社長を拘束した。反プーチン政権を掲げる同氏に対して、国内トップ資産家の同氏を排除する動きとして、報道されているが、ユスコ社はもともと中国が主張するルートの敷設を支持していただけに、石油パイプラインをめぐる日中間のルート確保の争いにも影響を及ぼしている。