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2004年2月27日 金曜日
大もうけした資金を、今度はどこへ回すのか。米投資ファンドのリップルウッドの動きから目が離せなくなってきた。
今月19日に、リップルが投資した新生銀行が東証に再上場する。この上場で、数千億〜1兆円の利益をリップルは手にするともっぱらだ。
「新生銀行への投資額は、約1210億円でした。堅く見積もっても時価総額は7000億円ぐらいになるでしょうから、少なくとも6000億円近くのもうけが出る計算です」(金融関係者)
その資金をどうするかが、いまアチコチで話題になっている。
「大型案件に投資することになるんだと思いますよ。通信ビジネス、金融ビジネスが本命でしょうね。水面下ではかなり動き回っているといいます」(調査会社関係者)
具体的な企業名も、いくつか挙がってきた。
「憶測の域を出ませんが、通信では富士通、金融では武富士という話が流れているのは事実です」(前出の調査会社関係者)
実現の可能性は?
「武富士に関して言えば、武井(保雄前会長)ファミリーが株式の約70%を握っています。しかし、武富士のコンプライアンス(法令順守)委員会のメンバーには元金融監督庁長官の日野正晴氏が入ったし、かなり厳格に見直しています。そうなると、ファミリー株の放出は間違いない。その行き先が気になるところです」(別の金融関係者)
こんな指摘がある。
「みずほFGが、武富士を欲しがっているという話が少し前にあった。メガバンクの中で、みずほだけが消費者金融を傘下に持っていないのが、その理由。でも、実現性は薄い。武富士はクリアにしなければならない問題が多く、日本企業には荷が重い。その点、外資系はドライに行ける。リップルは狙っていると思いますよ」(経済ジャーナリスト)
リップルは、昨年夏に日本で6件目となる日本テレコムの買収を発表(買収額2613億円)、久しぶりの大型案件と話題だった。しかし、話題となった宮崎「シーガイア」はいまだに低迷から抜け切れていない。
リップルのT・コリンズCEOは以前「2000年から3年間は実験段階」と語っていた。
実験は昨年で終わり。次なるターゲットは、かなり絞り込んでいるはずだ。
新生銀巨額上場益でウハウハ リップルウッドの次の標的:http://gendai.net/contents.asp?c=035&id=1088
平成12年3月2日役員改選が行われ日本長期信用銀行は「新生銀行」 として新しく生まれ変わることとなった。新役員は日米エスタブリッシュメント・オールスターズとなっており、 世界中のコンスピラシー・セオリー(陰謀理論)支持者の注目を集めるものとなっている。この分野からもさまざまな考察が行われる事が予測 されるが、ここではあくまでも企業・政治戦略上の見地に立ちそのメカニズムに迫りたい。
注目すべきは米国インナー・サークルの頂点に立つ3人の役員就任であ る。 筆頭はデビッド・ロックフェラー氏である。スタンダード・オイル創業3代目の誰もが認めるロックフェラー家の継承者である。ロックフェラ ー一族が管理する財団、基金の事実上の責任者でもある。1969年か ら1980年までチェース・マンハッタン・バンクのCEOを務め、辞 任後もヘンリー・キッシンジジャー氏と共に同銀行の国際諮問委員会の 会長として支えている。また米外交政策立案機関として有名な外交問題 評議会(CFR)議長を長く務め(現在は名誉会長)欧米主要政財界人 で構成されるビルダバ−グ会議や欧米日三極委員会(TC=トライラテ ラルコミッション)を主催している。 民間企業の役員就任は1980年以後20年ぶりとなる。昨年から就任 要請の噂は絶えなかったが、今年85歳という年齢的問題からも実現す るとは考えられなかった。
またシニア・アドバイザー就任のふたりもロックフェラー氏同様にビル ダバ−グ会議や欧米日三極委員会、外交問題評議会の役員を務める大物である。
元連邦準備制度理事会議長であるボルカー氏は富士銀行やトヨタ自動車 のアドバイザリーボード(社外顧問会)メンバーに就任しており日本財界に以前より強いパイプを有していた。また社外取締役として参画して いるネスレはヨーロッパ財界団体であるヨーロピアン・ラウンドテーブ ルの会長を送りだしており、欧米日にまたがる取締役兼任ネットワーク のコア(中核)となっている人物である。
バーノン・E・ジョーダン,Jr.氏はAkin, Gump, Strauss, Hauer & Feldのパートナー(弁護士)として活躍しユダヤ系投資銀行のラザ−ド ・フレール以外にも多数有力企業の取締役を兼任している。クリントン スキャンダルのキーパーソンとしてマスコミにも再三登場した。クリン トン大統領の公私にわたる友人のひとりである。
当初ここにもうひとりの大物ロバート・ルービン前財務長官(元ゴール ドマン・サックス会長)が加わる予定だったが辞退したようだ。現在共同会長を勤めるシティーグループにおいて長く会長を務めた米財界の重 鎮ジョン・リード氏退任でそれどころではなかったのであろう。
この大物3人の起用は槙原 稔氏(三菱商事株式会社取締役会長)の要 請によるものと推測される。以前より欧米日三極委員会や外交問題評議 会において旧知の間柄であり1995年からのリップルウッドと三菱商 事との資本関係から願いでたものと思われる。本人は演出に徹していた かったようだが八城氏に説得され就任に至ったと思われる。また日本財 界人からもかなり反発されたようだが府立一中の同級生である今井敬氏 を口説いたのも八城氏である。
三菱商事の社長であった藤野忠二郎氏はかってチェース・マンハッタン ・バンクの国際諮問委員会に就任していたこともあり、歴史的にもロックフェラーグループと三菱グループとは比較的関係が深い。 (日本企業でもアドバイザリーボード(社外顧問会)や国際諮問委員会を設置する企業が増えているが顧問的役割にとどまっている。米国では チェースにしろJ・P・モルガンにしろその権限は取締役会に匹敵する。アメリカン・エクスプレスなどは国際諮問委員会にキッシンジャー氏を 招き対中関係強化に向けた取り組みを行っている。)(後略)
「新生銀行」の行方 国際戦略コラム YS/2000.03.05:http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/kak1/120307.htm
(私のコメント)
新生銀行の背後にはリップルウッドがあり、リップルウッドの背後にはロックフェラー財閥と三菱財閥が控えている。長銀がリップルウッドに売却される背景には、日本政府高官とアメリカ政府高官レベルの密約によるものだろう。当初から小泉首相とロックフェラーの仲は親密であり、小泉首相の下にはロックフェラー本人が何度も訪れている。
日本の財務省がリップルウッドに税金を掛けられないのも、リップルウッドがアメリカの政財界人のオールスターだからだ。さらには三菱財閥がロックフェラーと手を組んでぼろ儲けを企んでいる。リップルウッドの次なる標的はハイテクの富士通と、消費者金融の王者の武富士を狙っているようだ。ロックフェラーは富士が好きなようだからメガバンクも富士銀行が狙いなのだろうか。
テレビや新聞などの大手マスコミがリップルウッドを、ハゲタカファンドと叩けないのも、ロックフェラー財閥と三菱財閥を敵に回すようなものだから叩けないのも当然であり、同時にロックフェラーと一心同体の小泉首相も叩けない。もしロックフェラーと三菱を敵に回せば、いかなる大手マスコミでもいっぺんに潰される。だから田原総一郎が新生銀行を褒め上げるのもそのせいだ。
このままリップルウッドが濡れ手に粟のぼろ儲けを続けていって、日本の銀行や基幹産業がロックフェラーの資本の下に入っていっていいものだろうか。その手助けをしているのが小泉・竹中内閣だ。だから小泉・竹中内閣が続く限り日本経済は回復するはずがない。回復しようとすればロックフェラーからの指令が飛んで、竹中大臣が経済を潰しにかかるはずだ。もっともブッシュ大統領が再選されるまでは、一時的な好景気が来るかもしれない。
昨日は兵頭二十八氏の「ニッポン核武装再論」を紹介しましたが、日本は軍事面では中国と北朝鮮の脅威にさらされている。それを助けられるのはアメリカだけですよと小泉首相は言っている。しかしその中国に莫大な投資をしているのもロックフェラーだ。つまりロックフェラー正面からは中国を使って軍事的に脅しを掛け、背後からはリップルウッドを使って資本の独占を狙っている。
日本の自衛隊が石油の宝庫であるイラクへ派遣されたのも、ロックフェラーの指図に基づくものだろう。新生銀行も問題もイラクへの自衛隊派遣も元をたどれば原因はみんなアメリカの国際金融資本にたどり着く。このまま日本を小泉内閣の思いのままにしておけば、ますますリップルウッドが大暴れをして魔の手を広げてゆくだろう。御用学者や御用評論家は外資が日本経済を活性化すると白々しいことを言っているが、みんな彼らの手先だ。
だらしがないのが日本の政治家、官僚、財界人たちで、外資がやりたい放題の事をしても、おとなしい羊のように従順だ。日本国民がそれ以上におとなしいから、外資のやりたい放題でも小泉内閣の支持率は高いままだ。構造改革も不良債権処理もみんなアメリカ政府の圧力で行われている。どちらも間違っていると訴えているのですが、状況は変わりそうもない。
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu65.htm