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米住宅公社の負債リスクが高まっていると警告する発言が、グリーンスパン米連邦準備理事会(FRB)議長に続き、理事からも相次いでいる。バイスFRB理事は米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)のような政府の支援を受けている公社は金融システムで重要な役割を担っており、負債が巨額になれば「金融危機を招きかねない」と懸念を示した。
バイス理事はニューヨークでの講演で、ファニーメイや米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)について「(金融システムへの影響力の大きさを考えると)民間企業以上に財務状況をより詳しく米証券取引委員会(SEC)に開示すべきだ」と語った。
セントルイス連邦銀行のプール総裁もノースカロライナ州での講演で、住宅公社の資本が巨額なバランスシートを持っているのに自己資本が少なすぎると指摘。その構造が揺らいだ場合は世界的な金融危機に陥る恐れもあるとし、公社の自己資本拡大を求めた。
グリーンスパン議長は二十四日の議会証言で住宅金融公社の負債に上限を設けるべきだとの見解を示したばかり。今後は完全民営化などを含め改革への圧力の高まりが予想される。
(ワシントン=深瀬敦子)