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★ 『シティグループ、韓国の韓美銀行株43%取得で合意−中央日報 [ブルームバーグ]【親父ブッシュの力でカーライルが支配権を手にした経緯】』( http://www.asyura2.com/0401/hasan33/msg/584.html )のフォロー記事。
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シティグループの韓美(ハンミ)銀行買収発表が秒読みに入ったことから、国内銀行業界に危機感が漂っている。
シティ銀行の韓国支店は全国17店の支店だけですでにプライベートバンキング(PB)業務などでトップの座を構築しており、韓美銀行の支店225店を引き受ける場合、莫大な威力を発揮するとみられるためだ。
シティ銀行出身の都杞権(ト・ギグォン)グッドモーニング新韓(シンハン)証券社長は、「韓美銀行の買収は、シティ銀行の韓国攻略がニッチ市場攻略から脱し、全面的に拡大するスタートライン」と分析した。
このため、国内の都市銀行はシティ銀行の営業戦略を分析するなど、シティ銀行との一騎討ちに備えている。
▲シティ銀行の韓国戦略に大変化予想=世界各地に進出しているシティグループとはいえ、ひとつの国に200店余の支店を置くケースは極めて稀だ。従って、大規模な地域に見合う経営戦略と経営陣が導入される可能性が高いという見方が多い。
例えば小売金融の場合、今まで韓国シティ銀行は1億ウォン以上を預けている最上位顧客に集中する戦略を展開していたが、韓美銀行の買収後にはターゲット顧客群を中上位顧客に拡大する可能性が高いとされている。
都社長は「シティ銀行は個人向けの小売金融だけを狙って、韓美銀行の買収したわけではないはず」とし、「企業向け金融にもさらに積極的に乗り出すはず」と分析した。また、「ただ、企業向け営業の場合にも優良企業を中心に営業を行う「選択と集中」ルールを適用する」と付け加えた。
▲知識共有システムが強み=「シティ銀行が高い競争力を保ってきた背景には、経営学教科書に基づいた正道経営を一貫して行う『意地』がある」と金融専門家は分析している。
例えば個人金融の場合、担保がいくら多くてもあっさり融資するのではなく自身の所得で借金を返す能力がどれだけあるのかを細かく突き詰める。そうしてみると、住宅担保融資より信用融資の比重の方が韓国の銀行よりはるかに高い。
クレジットカードも韓国の銀行のように道端での募集のようなことは夢にも想わないせいか、クレジットカードの滞納率が7〜8%で韓国の銀行の半分レベルだ。
各国の成功例を共有する教育システムも強みだ。シティバンク出身の丘安淑(ク・アンスク)ウリ銀行PB事業団長は「ある国で成功例があれば他の国の職員を集め共有し、似たような業務を行う各国の職員が毎年2回集まって一緒に勉強し討論するなど知識を共有し蓄積するシステムが整っている」と話した。
また、人事チームは職員相互に業務を回させるローテーションシステムを徹底して控えさせ、自らの分野に引き続き特化させる戦略を取る。年齢を無視した成果主義の人事が定着し、例えばオリンピック支店長の場合32歳、銀行支店長の華である明洞(ミョンドン)支店長も40歳に過ぎない。
そのせいかシティバンクは2000年以後、毎年500億〜1000億ウォンの間の安定的な収益を出している。韓国銀行のソ・ヨンギ課長は「何か事が起こるとローラーコースターのようにアップダウンする韓国の銀行とは対照的」だと話した。
シティバンクは1967年にソウル支店を設立後、企業金融の分野で頭角を現し、80年代半ば以後は消費者金融専門銀行に変貌している。シティバンクは89年、韓国初のプライベートバンキング業務を開始している。
李志勲(イ・ジフン)記者 jhl@chosun.com
イ・セミン記者 johnlee@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/02/20/20040220000071.html