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(回答先: イランのアザデガン油田、日本が権益獲得へ [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 2 月 18 日 22:27:18)
イラン石油省筋は18日、共同通信に対し、日本企業連合とイランが進めていた同国内最大級のアザデガン油田開発交渉がまとまり、同日夜(日本時間19日未明)に覚書に調印することを明らかにした。20日に正式発表されるという。日本が生産などの権益を確保し、自主開発の「日の丸油田」を実現するための大きな一歩となる。
今後、出資比率や開発期間などを詰めて契約書を交わし、生産能力を調べる探掘作業などの計画策定に移る。06年にも生産開始の見込み。
00年に権益失効したサウジアラビア・カフジ油田などに代わる原油調達先を確保したことで、エネルギーの安全保障や安定供給に大きく寄与しそうだ。
アザデガン油田をめぐってはイランの核開発疑惑の浮上で米政府から日本側に撤退を求める圧力がかかる一方、イラン側も欧州系メジャー(国際石油資本)などを対象に国際入札への参加を働き掛けるなどして、一時は交渉決裂が濃厚となっていた。
日本政府が契約に踏み切る判断を固めたのは、イランが国際原子力機関(IAEA)による核査察受け入れを決め、米政府が態度を軟化させたことが背景にある。20日のイラン総選挙前に合意に持ち込みたいとの思惑も働いた。
アザデガン油田は、イラン南西部のイラク国境近くに広がる大規模油田。推定埋蔵量は約260億バレルとイランでも最大級で、日量40万バレル以上の生産が見込まれている。(テヘラン共同)
[毎日新聞2月18日] ( 2004-02-18-23:17 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/keizai/20040219k0000m020119000c.html