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年金改革、「評価しない」6割・日経世論調査
今回の全国世論調査で、政府・与党がまとめた年金制度改革案について聞いた結果、「評価しない」「どちらかといえば評価しない」と答えた不支持派が60%に達し、「評価する」「どちらかといえば評価する」とした容認派の24%を大きく上回った。
年金改革案は(1)厚生年金保険料の上限を2017年度以降は年収の18.30%(現行13.58%、労使折半)で固定する(2)給付は現役世代の平均収入の50.2%を確保する――などが柱だ。
公明党の意向に配慮して給付水準の確保に力点を置いたことから、今後の負担増を懸念する30代、40代で不支持がともに7割を超した。政党別にみると、公明党支持層で容認派が最も多かったが、それでも43%どまりで、46%は評価していない。
年金制度そのものについては「信頼していない」「どちらかといえば信頼していない」という回答が59%に上り、「信頼している」「どちらかといえば信頼している」は30%だった。 (21:01)