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自分の人生に満足できない“悲観層”が急増し、自殺や移民が増えるなど、韓国社会の“希望喪失”症状が日増しに確固となりつつある。
統計庁は12日、「昨年9月、全国の15歳以上の国民7万人を面接調査した結果、自分の生活に満足していると答えた人は20.4%に過ぎなかった」と明かした。反面、「不満足」という答えは28.3%、「普通」は51.3%と国民10人あたり8人の割合で自分の生活に満足できずに暮らしていることが分かった。
特に65歳以上の高齢者層では「満足」という答えが15.9%にとどまり、ほかの年齢層よりも多かった。未来に対する夢を育てているはずの15〜19歳の青少年層でも「満足」という答えは25.5%に過ぎなかった。
国民が社会問題を見る目は急速に悲観的になっており、「貧富の差が縮まったと考えるか」という質問に対しては、「そうではない」という答えが1999年の65.8%から昨年は79.8%に急増した。
「犯罪発生」と「不正腐敗」についても、「改善されなかった」という答えが99年はそれぞれ66.6%、61.9%だったが、昨年は77.5%、73.7%に増えた。
「自分の生涯で経済、社会的な地位が高くなる可能性が高い」と答えた比率も33.1%にとどまり、階層上昇に対する期待をあきらめている人が圧倒的に多かった。
生活が苦しくなるにつれ、宗教を求める(宗教人口)比率も高まり、1999年の53.6%から昨年は53.9%に増加した。「飲み始めたらソジュ(韓国の焼酎)1本以上は飲む」という答えが99年の31.3%から昨年は40.5%に増え、社会が不安定なときに飲酒量も増えるという俗説が立証された。
このような「悲観症」の急増は社会の不安感を拡散させ、自殺と逃避性の移民、出産忌避といった逸脱行為を招き、社会の安全網(セーフティネット)を脅かす恐れがあると専門家は指摘した。
最近、「リサーチコム」が20歳以上の500名を対象に実施した世論調査では、「自殺したいと思ったことがある」という回答が20%に達した。
また、韓国ギャラップの調査(成人1042人を調査)で回答者の31%が移民したいと答え、20代では45%が「韓国を去りたい」と回答した。
自殺者も急増し、2001年の12277人から2002年は13055人に増え、昨年はさらに増えただろうと警察庁は推定している。
梨花(イファ)女子大の金美惠(キム・ミヘ)教授は「国民生活が不安定になり、極端な形の自殺事件が頻発するなど、社会のセーフティネットが機能しなくなっている」とし、「政府は社会のセーフティネットを強化し、国民は難しい境遇にある隣人たちを助けに乗り出さねば」と話した。
尹泳信(ユン・ヨンシン)記者ysyoon@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/02/12/20040212000085.html