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[東京 12日 ロイター] 財務省が発表した12月の国際収支統計速報によると、同月の経常黒字は約1兆1950億円となった。貿易黒字拡大の押し上げ効果などで前年同月比では38.5%の伸びとなり、6カ月連続で前年比30%超の伸びとなった。
ロイター通信が民間調査機関25社を対象に行った事前予測では、経常黒字額の予測中
央値は1兆4008億円程度(およそ62.4%の伸び)だった。発表の数字はこの予測値を下回った。
財務省は、貿易・サービス収支や所得収支が黒字幅を拡大したことなどで、経常黒字の幅が拡大した、と説明。貿易収支は、輸出が前年比8.7%の増加となったのに対し、輸入は同1.4%の増加にとどまり、貿易黒字幅は前年比33.9%の拡大となった。
サービス収支は4209億円の赤字だったが、前年比では19.0%の赤字幅縮小となった。「輸送」「旅行」と「その他サービス」の赤字幅が縮小した。旅行では、12月の出国者数が131万人と前年比5.7%減少した。
また、同時に発表された2003年の国際収支統計では、経常黒字が前年比11.6%増の15兆7853億円となった。財務省によると、これは統計開始以来最大の黒字額。貿易収支で、黒字額が12兆2551億円となったことなどが黒字額拡大に寄与した。
一方、2003年の資本収支は8兆1320億円の黒字となった。財務省によると、1969年以来34年ぶりに黒字に転換した。財務省幹部はこの背景について、2003年中の外債投資に外貨借り入れが充てられたため、収支においてほぼ相殺された一方、外国人による日本株の取得で資本流入が増加したことや、短期の資本流入が多かったことなどが考えられるとの見解を示した。また、為替の円先高感による外国人の投資意欲の高まりというよりは、日本の景気回復による株式投資の増加が主因ではないか、と述べた。