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銀を使わず銀ぱくに見せた、国宝「紅白梅図」を分析
江戸時代の画家尾形光琳の代表作で国宝の「紅白梅図屏風(びょうぶ)」(MOA美術館蔵)が、銀を使わずに銀ぱくを張ったように見せるなど、特殊な技法で描かれていることが、東京文化財研究所(東京・上野)の調査で29日までに分かった。地の部分も金ぱくを使わなかった可能性があり、美術史の常識を覆す調査結果として注目を集めそうだ。
調査方法は、元素の種類と割合を測る蛍光エックス線分析とエックス線写真、異なる波長の光を当てて撮影した高精細デジタル画像の分析。絵の中央を流れる水の部分は、銀を使ったとする説が有力だったが、蛍光エックス線分析では銀だけでなく一切の金属が検出されなかった。調査に当たった早川泰弘主任研究官は「デジタル画像の分析と併せ、何らかの有機染料を使ったと推定できる」としている。金ぱく張りと考えられていた金地の部分からは、通常の金ぱくよりごく薄い金の反応しかなく、若干のはけ目も確認されることから、金粉を溶いた「金泥」を塗った可能性が高いという。〔共同〕 (19:22)