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(回答先: 円高の輸出への影響はこれまでのところ限定的=日銀審議委員 [ロイター] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 1 月 29 日 18:26:12)
日銀の田谷禎三審議委員は29日、京都市内で記者会見し、日銀当座預金残高の目標の上限を35兆円に引き上げた20日の追加金融緩和について「目標を引き上げる理由は、それほど大きいものではなかった」と述べた。追加金融緩和の決定には2人の政策委員が反対しており、田谷審議委員は反対票を投じたことを示唆した。
田谷氏は追加金融緩和に対する市場の反応について「誤解を含むさまざまな憶測が出ており、(金融市場との)コミュニケーションが不十分」と指摘した。量的緩和は金融システムを安定させる効果があるという見方に関しては「それなりの効果はあったと思うが、(現時点で)その需要が高まっているとはいえない」との認識を示した。また、会見に先だつ講演では、最近の円高基調に触れ、円建て比率が比較的高い東アジア向け輸出の拡大や、海外生産比率の高まりなどをあげて、円高の影響は限定的との認識を示した。 (23:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/index20040129AT1F2901529012004.html