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[東京 26日 ロイター] 福井日銀総裁は、日銀支店長会議のあいさつで、「わが国景気は緩やかに回復しており、先行きについてもその持続が見込まれる」と述べた。
もっとも、景気回復のテンポについては、「過剰債務など構造的な要因が根強いもとで、なお緩やかなものにとどまると考えられる」とした。消費者物価は、「需給バランスが徐々に改善しつつも、なおかなり緩和した状況の中、引き続き小幅の下落基調をたどる」との見通しを示した。さらに、「この間、金融・為替市場の動きとその影響には注意が必要である」と語った。
金融システムについては、「全体としてなお厳しい状況にあるが、不良債権の経済価値の適切な把握とそれに基づく引き当て、産業・金融一体となった対応など、経営健全化に向けたこれまでの取組みの成果が現われ始めている」と評価した。
その上で、こうした取り組みを金融機関がさらに加速させることで、「金融システムの信認改善と機能強化が図られることが期待される」とした。日銀としては、「引き続き金融システムの機能改善、安定確保に努めていく」と語った。
20日の金融政策決定会合で、日銀当座預金残高の目標値を30―35兆円に引き上げた趣旨については、「わが国の景気が緩やかに回復するもとで、デフレ克服に向けた日本銀行の政策スタンスをあらためて明確に示し、今後の景気回復の動きをさらに確かなものとする」とした。
また、資産担保証券の買入れ基準の見直しに関しては、「これまでの買入れを通じて蓄積してきた経験を踏まえるとともに、市場関係者から寄せられた意見も参考にしつつ見直しを行う」と経緯を説明した。
さらに、資産担保証券市場の発展は、「信用仲介機能の向上を通じて経済の持続的成長に貢献するとともに、金融緩和効果の浸透を図る上でも意義がある」との認識を示した上で、「日銀による資産担保証券の買入れは、長い目でみた資産担保証券市場の発展に貢献することを狙いとしたものであるが、今般の見直しによって、一層市場の発展に資することを期待している」と表明した。
http://www.reuters.co.jp/news_article.jhtml?type=topnews&StoryID=4203129