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邦銀をはじめ日本に拠点を置く民間金融機関が海外に保有する債権の残高(円建ても含む)は2003年9月末時点で1兆2941億6300万ドルとなり、前年同期に比べ11.2%増えた。4.四半期連続の増加。国内市場での運用難が続くなかで、邦銀がユーロ圏の国債への投資を増やしたことが影響した。
日銀が26日発表した邦銀や外資系金融機関の日本法人など176社の海外債権残高は、国際決済銀行(BIS)が四半期ごとにまとめている「国際資金取引統計」の日本分。
債権残高を地域別にみると、先進国向けが前年同期に比べ11.0%増の9417億6500万ドル。うち欧州向けは同20.3%増と高い伸びを示した。途上国向けは528億4900万ドルとなり、同11.6%増加した。
昨年9月末の債務残高は5360億4800万ドルとなり、前年同期に比べ7.4%増加。債務も四期連続で増えた。 (12:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/index20040126AT1F2600D26012004.html