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(回答先: <UFJ銀>金融庁が異例の長期検査 大口融資先資料に問題か【毎日新聞】 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2004 年 1 月 25 日 02:13:33)
UFJ銀行に対する金融庁の検査が異例の長さで続き、大口融資先に関する資料をめぐる食い違いがあることが24日、明らかになった。ペイオフ(預金の払い戻し保障額を元本1000万円とその利息とする措置)の全面凍結解除を1年あまり後に控え、不良債権処理をさらに加速したい金融庁が、大手行の中で最も不良債権比率が高いUFJに抜本処理を促す構図が浮かび上がる。
03年9月中間決算で、UFJグループの融資全体に占める不良債権比率は8.14%だった。政府の金融再生プログラムは、大手行の同比率を02年3月末の8%台から、05年3月末に4%台まで半減する方針を打ち出している。同方針を受け東京三菱銀行は03年9月末で3%台に減らしたのと比べ、UFJの遅れが際立つ。将来の税金の還付を見込む「繰り延べ税金資産」が自己資本に占める割合も、UFJは51.7%と大手行で最も高い。
ただ、一般的に不良債権処理を進めると、繰り延べ税金資産が増えるのは避けられないジレンマがある。また、一時国有化されたりそな銀行や足利銀行は、繰り延べ税金資産の自己資本への算入額について監査法人の対応が激変し、「当局や監査法人のさじ加減ひとつで数字が変わる」(UFJ幹部)との不信感もある。実際、昨秋行われたUFJへの金融庁の特別検査では、大口融資先への引当額をめぐり激しいやりとりがあったとされる。
UFJの大口融資先にはダイエーなど経営再建中の企業が含まれている。企業再生が計画通り進まない場合、UFJは引当金の積み増しなど財務が大きく影響を受ける。このため、融資先の実態を正確に把握することは金融庁にとっても極めて重要。内容が違う資料の存在は、検査の前提を覆しかねず、今後の金融庁の検査結果次第では、UFJが自己資本の充実を迫られる可能性もある。
[毎日新聞1月24日] ( 2004-01-24-22:47 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/keizai/20040125k0000m020063000c.html