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(回答先: Re: 小欲知足 投稿者 ぷち熟女 日時 2004 年 4 月 01 日 17:29:42)
ぷち熟女さま、うぃるさま
はじめまして、マックスです。いきなりの乱入ご容赦ください。
このスレ以外に、あわてて、ぷち塾女さまとあっしらさんとの
「雑談」板でのやり取りを拝見させていただき、一気に
ぶち熟女さまのファンになってしまいました。
あっしらさんやエンセンさんというその道の猛者に交じって、
あれだけ「筋を通す」ぷち塾女さんの対応力には、
さすが熟女を自称されるだけの「エロス」が漂っています。
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うぃるさん:『無欲では自己保存できないので滅んでしまいますが
小欲知足の価値観で構成される社会は構築できないのでしょうか。
隣の芝生は青くみえるのかもしれませんが、
そのような社会は近代よりも生活しやすい気がします。』
ぷち塾女さん:「まったく同意です。」
うぃるさん:『人間の価値観は環境によって左右されると思いますが
”開かれた共同体”ならば実現可能なのでしょうか。』
ぷち塾女さん:「まず人間が変わってから共同体が変化するというのが
順序なのだと思います。あたくし自身はいつ共同体が変化してくれても
いいですが、どのくらい仲間がいるのかに興味があります。」
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お二人の「気分」はよくわかるつもりです。
私も「わびさび」を「エロス」に直列接続して、あっしらさんを
困らせている(?)くらいなんで、少なくても「マネーの虎」派や
「長壁」派ではありません。
うぃるさんが「小欲知足の価値観で構成される社会は構築できないの」かと
提起されている点に結びつけて言えば、私はお金を変えることで可能だ、
と考えています。それぞれの価値観に即したお金を発明し、流通させることが、
何百万言費やすよりも速効性があると思います。
うぃるさんやぷち熟女さんが「マネーの虎」派や「長壁」派と異なる
お金を流通させ、「ぷち社会」を形成していけば、全体社会もその影響を
受けざるを得ません。
この場合、「マネーの虎」派や「長壁」派の「ぷち社会」も温存して、
全体社会のなかに混在させておくという点が肝心です。
同じことをあっしらさん的に表現すれば、そうしないと、
お互いの「自己愛」をまっとすることができません。
ポイントは、お金でも「離婚」や「別居」や「復縁」の自由を
認めることです。ダメになったら、別の「ぷち社会」へ移動する
自由を保障しておくこと(いわば、社会の「あそび」)が、
人々にいらんストレスやプレッシャーを欠けない「技術的」な
配慮になるはずです。
マクロ経済的に言い換えると、そのときそのときの「気分」に
最も適したお金が「選好」されるため、社会全体の需給が
「人々の気分の総意」によって自律的に調整されていくことに
なります。
「ぷち社会」それぞれの価値観に即したお金が流通している社会が
できたとしたら、庶民の総意が、時々刻々ダイナミックに
全体の需給バランスとして表現されることになるため、
どの「ぷち社会」も「暴走」できなくなります。
たとえば、最近どうも不景気でいかん、ここは「マネーの虎」派に
活躍してもらおうと「小欲知足」派が考えれば、そのときばかりは
「マネーの虎」通貨(イメージでは既存通貨に相当)を大いに使うか、
あるいは「小欲知足」通貨の使用を一時的に抑制すればいいことになります。
逆に、どうも消費が過熱していると感じれば、「小欲知足」派は「小欲知足」
通貨の使用を増やせばいいし、「マネーの虎」派は「マネーの虎」通貨の
乱費を抑制せざるを得なくなります。
この構想の「わびさび」は、お互いがお互いを規制し、結果的に全体を
最適なバランスへ持っていく、という点に存しています。
ここでは不毛な「イデオロギー」の対立が意味を持ちません。
お互いの「自己愛」探求を阻害すれば、全体がクラッシュしてしまい、
自分にも損だからです。うまくいけば「イデオロギー」そのものが色あせ、
人々に必要とされなくなる可能性さえ見えてきます。